2012年2月25日土曜日

【映画】これだけで芸術品!時計じかけのオレンジ予告編



映画の神様スタンリー・キューブリックによる、
1971年の超傑作映画『時計じかけのオレンジ』の予告映像。

傑作映画は予告編も傑作。
これだけでDVDを買ってよかった~と思わされたほど、
異様なまでのセンスが光る作品です。


時計じかけのオレンジ 予告編



私が時計じかけのオレンジを観たのは高校時代、
思春期にこんなに素晴らしい映画に出会えたのは本当に幸せなことです。

初見では暴力描写や音楽が最大の魅力でしたが、
二度目はアレックスに直接因縁を返す連中に嫌悪を感じ、
続いて無責任に批判の矛先をコロコロ変えるジョーのような奴に嫌悪を感じ、
次は結局ジョーは映画を観ている我々であることに気付かされ、
さらに我々をうまく利用しようとする内務大臣に嫌悪を感じ、
そんなコロコロ悪役を変えてみたけど、
結局それはすべてアレックスが体現していたという、
見直せば見直すほど、考えれば考えるほど印象が変わる映画です。

キューブリックの痛烈な人間不信と厭世感が一貫して感じられるものの、
随所にブラック・ユーモアを散りばめ、
非常に明るくコミカルなタッチにすることで、
アレックスの暴力にどこか親しみを覚える工夫がなされています。

いや、もうここまでの傑作が生まれることはないんじゃないでしょうか。
それだけ完璧です、この映画。




なんと予告編の日本語版もありました!
英単語を辞書で引くのがめんどくさい人向け。


ファン製作じゃないよね?



こちらはファン製作の予告編です。


よくできてます!



こちらもファン製作?(見たことないシーンが入ってますが・・・)
※音量注意




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