短期間のうちに爆発的ヒットを記録し、
その後世間から忘れ去られた一発屋たち。
セールスと実力は別物で、
売れなかった=下手ではないのですが、
少なくとも流行り廃りの大衆音楽では残れなかった人たちを紹介します。
KAN「愛は勝つ」
一発屋歌手といえば、なぜか最初に思い浮かぶのがこの人。
この「愛は勝つ」が当時人気絶頂だった山田邦子に気に入られ、
山田が番組内で替え歌を歌うなどのバックアップ。
結果、この曲は大ヒットしましたが、その後は大きなヒットなし。
「愛は勝つの人」という評価で定着しました。
現在もコンスタントに新曲は出しているようです。
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大事MANブラザーズバンド「それが大事」
※映像は大事MANブラザーズオーケストラ
KANと同時期に売れたためか、よく混同される人々。
タイトル的にこれがデビュー曲かと思いきや、
実は解散を賭けた一発逆転の曲だったらしい。
南国少年パプワくんのエンディング「もしかすっとナンセンス」など、
その後も活動を続けるが売れず、1996年解散。
ボーカルの立川が2009年から大事MANブラザーズオーケストラを結成し、活動している。
なお、カラオケで歌うと顰蹙を買うので注意。
大事MANブラザーズバンド GOLDEN☆BEST
ル・クプル「ひだまりの詩」
1997年、「ひだまりの詩」が「ひとつ屋根の下2」の挿入歌となり、大ヒット。
ル・クプルは「夫婦」という意味であり、仲むつまじい様子も人気だったが、
残念ながら2007年に離婚した。
藤田恵美/Le Coupleベスト
Hysteric Blue「春~Spring~」「なぜ」
一応2発飛ばしたけど、極めて短期に沈んだので一発屋認定。
「春~Spring~」が売れた1999年はJUDDY AND MARRYが活動を控えており、
声質が似ていたため後釜狙いのパチモン扱いされていた。
結局「なぜ」以降はすっかり忘れ去れていたのだが、
2004年にギターのナオキが強姦や強制わいせつで逮捕され、
非常に不名誉な形で話題に上り、直後に解散を発表した。
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センチメンタル・バス「Sunny Day Sunday」
1999年に、野球観戦をテーマにした「Sunny Day Sunday」が大ヒット。
同曲は高校野球応援曲の定番となるが、バンドのほうは単発で終わった。
オタクっぽいキーボード男性のキャラクターは面白かったのだが・・・
2000年末に解散。
センチメンタル・バス/Sunny Day Sunday
Something Else
ヒット曲もなく解雇寸前だったSomething Elseが、
伝説の一発屋製造番組「雷波少年」の企画で作った曲。
番組の人気や演出もあり、
楽曲そのものよりも彼らを応援する目的で買った人も多いのでは?
(ポケットビスケッツなど、バラエティ番組が続々CDを出す時期でもあった)
ラストチャンスを物にした彼らだったが、
後続曲は売れることなく、2006年解散。
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Whiteberry「夏祭り」
2000年にジッタリンジンの同名曲をカバーし、大ヒット。
音楽的な才能や技術よりも、浴衣で踊るビジュアルのほうが注目された。
同時期売り出したZONEとモロ被りしており、しかも向こうのほうがずっとうまかった。
2004年解散。
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三木道三「Lifetime Respect」
もともとレゲエ界では人気があったが、
2001年に「Lifetime Respect」が大ヒット。
ところがこれによりイメージが固まってしまい、
レゲエ界にもいづらくなったようである。
ブームが完全に沈静化した2002年には活動を休止した。
三木道三/Lifetime Respect
林明日香「ake-kaze」
平成生まれのシンガー。2003年デビュー当時若干13歳。
その幼さと力強い歌声のギャップが人々の驚きを誘い、大きな話題となった。
しかし大衆の興味はそのギャップにすぎなかったようである。
結局POPSで売れるタイプではなかったのかもしれない。
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河口恭吾「桜」
2003年4月に発表。
大きな話題となったが、同時期にレコード会社が解散。
結局別のレコード会社で再発売された。
ようやく落ち着いたかと思ったら、
今度は徳永英明の「僕のそばに」に酷似しているとネット上で話題になる。
そのイメージダウンの影響は不明だが、
後続曲は泣かず飛ばずで、すっかり世間から忘れ去られた存在に。
今でも活動は継続中。
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光永亮太「Always」
2003年同デビュー曲が月九主題歌となり、大きな話題を呼ぶ。
しかしその後は続かず、埋没。
デビュー曲が有名になりすぎた典型例である。
でも、現在も元気に活動中とのこと。
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そんな感じです。
ほとんど思い出すのに苦労しました。。。
芸能界は厳しいですが、一攫千金の夢はありますね。
次は、どんな一発屋が現れるんでしょうか。
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