90年代後半に大ブームとなった、新日本プロレスのnWo Japanを代表する事件。
1997年のSGタッグリーグ公式戦における、
小原道由・後藤達俊組vs蝶野正洋・武藤敬司組のタッグマッチ。
小原・後藤は平成維新軍を離脱して孤立状態にあり、
天山らを介して、当時人気絶頂であったnWo入りを画策していた。
これに対し、nWo Japan総帥の蝶野と武藤は「入団テスト」を慣行。
二人は、小原・後藤組を入場から襲撃し、会場全体を使いながら乱闘を展開した。
この奇襲に小原・後藤はまったく対応できず、サンドバッグ状態。
小原は背中に大きく「犬」と刻印されてしまう。
nWoを率いる蝶野・武藤の残忍性と、
ヒールユニットとしてのセンスが遺憾なく発揮された一戦です。
「犬事件」蝶野・武藤vs小原・後藤 11・23後楽園ホール
本来リンチに参加すべき天山やヒロ斉藤が止めに入ってます。
想像以上の惨状に、ちょっと引いちゃったのかもしれません。
さらに後日騨として、こんな事件もありました。
「逆犬事件」蝶野・武藤vs小原・後藤
その後は小原・後藤は「狂犬隊」と名乗り、独立したヒールタッグとして存在感を出しますが、
武藤・蝶野や天山・小島といった名タッグには遠く及ばず、埋没していきます。
そして2000年、Team2000のnWo吸収にちゃっかり便乗してTeam2000入り。でもやっぱり埋没。。
やがて小原の(強制)格闘技挑戦などもあり、ますます存在感を失っていきました。
今となっては「かませ犬」としてのキャリアが一番光ってたのかなぁとも思います。
すぐ後輩に闘魂三銃士がいたのが、何よりの不運でした。
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『烈闘生』は非常に面白いので、闘魂三銃士ファンは是非。
文庫版では武藤がヒールターン(nWo参加)の心境を語っています。
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